会計事務所の基本業務・「記帳代行」とは?

会計事務所の基本業務・「記帳代行」とは?

会計事務所に就職したのなら、まず行なうのが記帳代行の業務だといわれています。
では記帳代行の業務については詳しく知っているでしょうか。
ここでは記帳代行の詳しい概要についてご紹介します。

記帳代行とは

会計事務所に就職後、基本となる業務が記帳代行です。
流れとしてはまず、契約しているクライアントから、月初に会計資料(レシート、請求書、請求書など)が送られてきます。
膨大な量の会計資料を取り出して整理整頓、ファイリングをした後に、会計ソフトへの入力作業に入ります。
ミスがないよう、細心の注意を払って入力します。
ここで記入ミスをしたらいずれ数年ごとに行なわれる税務調査で発覚してしまいますし、クライアントが納税しすぎてしまったり、納税漏れがあったりすると、信頼を失ってしまうためです。
かといってクライアントは複数いるはずですので、時間をかけてゆっくりは行なえません。
正確に、かつスピーディに行なう必要があります。
最初は仕分けも勘定科目もわからないので、何を買ったら消耗品費として入力してよいのか、海外取引の場合はどうしたらよいかなど、困惑するはずです。
ですがそれを調べたり先輩に聞いたりしながら、数ヶ月ほど続けるうちに、どの数字をどこにどう入力するのか、この言葉の意味はなにかなど、ゆっくりわかってきます。
そして、正確で素早く入力することもできるようになるはずです。

新人のうちに気をつけたいこと

数字に対する拒否感を払拭するにも、大事な業務に慣れてもらうにも良いので、ほとんどの場合はすぐに記帳代行を任されます。
会計ソフトへの入力の仕方がわからない、いまいち入力が早くならないという人は、自宅でも勉強してみるのがおすすめです。
無料で使える会計ソフトを自分のパソコンに入れて、自分の所得税を自分で計算してみると良い勉強になるはずです。