会計事務所選びは税理士との相性が最重要

世の中には数多くの会計事務所がありますが、吟味せずに適用に相談先・依頼先を決めてしまったがために様々な不満を抱えてしまうクライアントも少なからず存在します。
基本的に会計事務所との付き合いは長期に渡るため、担当税理士との面談の中で相手の性質をしっかりと見極め、後悔しないように熟考することが大事です。

性格的に合っているか

税理士のような士業は、「先生」と持ち上げられることの多い業種です。
特に昔ながらのいわゆる「昭和的」な税理士は、クライアントよりも自分が偉い立場だと思い横暴な態度をとってしまう方も少なくありません。

税理士としての知識や実力さえ伴っていれば性格や態度は気にしない、という方もいるかもしれませんが、長い付き合いになることを考えると性格面も決して軽視できない要素です。
場合によっては「連絡が遅い」「提案が適当」といった風に、実際のサービスレベルも低下する可能性があります。

近年は税理士業界でも顧客満足度を重視した「サービス業」であるという意識が高まっており、じっくり探せば誠実で優しい税理士も必ず見つかります。
そういった方は日々の業務や相談もスピード感を持って対応してくれるため、やはり性格は重視しておきたいところです。

知識は確かか

もちろん、いくら性格が優れた税理士であっても知識が不足していれば意味がありません。
記帳代行などの業務代行程度であればどの会計事務所でも問題なく対応してもらえるかと思いますが、事業計画などに係る提案やアドバイスなどを求める場合、やはり確かな経験と実績を積んだ有能な税理士を見つけておきたいところです。

せっかく顧問料を支払うのであれば、建設的な意見がもらえる税理士のほうが有益なのは言うまでもありません。