独立して会計事務所を立ち上げるデメリットはあるの?

独立して会計事務所を立ち上げるデメリットはあるの?

税理士法人ではなく税理士事務所を立ち上げる人は多いということを別項目で説明したが、もちろん、独立はメリットばかりではありません。
場合によってはデメリットになることがあり、そのデメリットが人によっては非常に大きな影響を与えることもあるでしょう。
ここでは、そんな独立して事務所を立てた場合のデメリットについてお話したいと思います。

収入が不安定になる

独立すれば収入アップに繋がる可能性は出てくるが、逆に収入ダウンに繋がる可能性もあります。
他の事務所に所属しているなら、責任者が顧客を見つけて仕事の割り振りをしてくれるかもしれませんが、独立した場合の責任者は自分になります。
つまり、頼れるものが自分しかいないため、営業力が問われることとなるのです。

もしあなたに営業力があるのなら、顧客はどんどん見つかり年収一千万円を狙えるかもしれませんが、コネや営業力がなければ最悪300面円以下に陥る可能性もあるでしょう。
よって、一概に独立すれば収入が絶対にアップするというわけにはいかないのです。

体調管理が今まで以上に重要となる

独立して個人で働く場合、体調管理は今よりも遥かに重要になると考えてよいでしょう。
体調不良をおこし、それでも休むことができなくなるケースというのは独立してからのほうが多いです。
そのため、体調不良を起こして仕事が滞った場合、会社の悪評にダイレクトに繋がってしまう可能性は大いにあります。
最悪違約金の支払いなどが発生する恐れも十分にあるし、何より信用問題に大きく関わります。

税理士法人の場合、そういった問題が起きたとき他の税理士に一分仕事の引き継ぎを頼めることができるので、リスク分散という意味では税理士法人の方がメリットは有るといってよいでしょう。